なんと言うかとりあえずすぐ終わる話第二弾です。
最近暑いですねぇ。
次いでにサッカーも熱いです。
とりあえず16入りしました。
いいことです。
それがどれだけ凄い事かなんて興味の全然ない私にはさっぱり解らないですが、
きっとテレビで大騒ぎするほどなのだから凄いのでしょう←所詮その程度(笑)
サッカーファンのコナンちゃんはきっとチケット取る為にツテを使える限り
使っているかもしれません。
それでも手に入らなくて
最終手段に「快斗っっどっかからかチケット盗んでこいっっ」とか
言っちゃったりするかもしれないですねぇ(爆)
お前正攻法使えよ。
電話かネットでチケット取れるだろっ
なんて突っ込みは一般人とはほど遠い感覚の持ち主の彼には永遠に届かないでしょう。
To the future(未来へ)vol.2
「っえーーーー何でっどうしてっっっっっ」
唇をとがらしたような口調の少年がフロア一帯に響くような声で叫んだ。
誰もが一斉に注目をする。
面白がっている者が大半の中、数名嫌そうな顔で少年を振り返った。
もちろん俺は嫌そうな顔の一人だったが。
うるせーなー人様の迷惑考えろっつーの。
そう考えていたら、
「うっせーっ人様の迷惑考えろっ」
同じようなセリフを述べられた。
だがその声の主は非常に若そうだ。
というか・・子供?
どこで声がしているのかと皆の視線をたどってみる。
どうやら吹き抜けになっている建物の二階にその騒ぎの二人はいたらしい。
そこから一階のここまで聞こえると言うことは、そうとう周りが静かだった証拠だろう。
もちろん二人の声の質も関係しているだろうが。二人とも大きな声ではないが澄んでいるからか遠くまで綺麗に声が通る。
最初の不服そうな声はたぶん中学生か高校生くらいの男だろうと判断できる。発声が出来ているのか普通に喋っていても遠くまで透る声だ。
そしてもう一人の諫めた声は思った以上に高いソプラノだったことから子供だと思われる。
たぶん少年。何歳くらいかなぁ。
そこまではさすがに解らないけど、でもビシッとした言い方といい、胸にグッとくる声の鋭さといいとても子供とは思えないなと思った。
遠目でよく解らないがあの位置にある本棚は洋書だったはずだ。
だからあまり人がいない。
あんな若い二人が何故洋書の前にいるんだ?
どうでもいい疑問がわく。
「だってぇぇぇ。せっかく暇なんだから本なんて借りないで外で遊ぼうって言ったじゃないーーー」
「暑いっ」
図書館で『本なんて』とは良い度胸だ。
しかしそれに対して小さな子供の返答はあまりにも短かった。
簡潔すぎて返答もないほどに。
「・・・しくしく」
「うざっお前遊びたきゃどっか行けっ俺はこの人の小説読破するって決めてんだっ」
「そんなん全部読もうと思ったら明日までかかっちゃうよー」
「いーじゃねーか明日も休みだし二日かけて読み続けてやるぜっ」
「俺と遊ぶ暇がない〜」
「いらねーよそんなん」
「ひどひ・・」
その後会話は小さな声で行われたため残念ながら聞き取る事が出来なかったが、どう考えても大きい少年のほうが不利だ。
ガキよ。お前子供らしく外で遊べよ。
なんて余計な忠告までしたくなってくる始末。
ま、俺には関係ないけどな。
結局俺は本を借りる事にし、その場を後にした。
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