To the future(未来へ)
今回は縁真帳そのまま抜粋です。
だから上に書いた今日の気分的感想もそのままのっけました。

はいー新しい話をスタートします。
とりあえずすぐ終わると思います。
その際心機一転として前回分の話を一気に消去いたしまっす。






「あれ?」
見覚えのある顔に俺は首をひねった。
丁度右を通り過ぎたあの男。帽子を深くかぶっているせいで顔がよく見えなかったけど、知ってる奴によく似ていた。

でも違う気もした。

なんとなく雰囲気が・・あいつとは違って柔らかい。
やっぱ別人か。
そう思いその場を離れようとしたとき

「快斗っっっっ」


その声に振り返った。あいつはやっぱり俺の知ってるあいつだった。




To the future(未来へ) vol.1




確か5月だった。
真夏並の暑さに、湿気が充満して最悪に蒸し蒸ししたある日の事だったと思う。
俺は久しぶりに課題の為に図書館へと向かっていた。
近所の図書館に向かってはみた物の、予定していた資料はなく、諦めて電車に乗ってちょっと遠くのでっかい図書館へと足を運んだ。

大きくて品揃えがいいその図書館の最大の欠点は駅から遠いことだろう。

暑いなか日陰を探しながらノソノソ歩いていた俺は小さな子供が元気に走り回るのを見て、年寄りめいた独り言をつぶやいた。
「若いっていーねぇ。」


まだ17歳だというのにここまでやる気なさげでいいのだろうか。
と思うほど人生にハリのない毎日。
適当に友達も出来たし、それなりに勉強もついていけているし、親に文句もないし、何一つ不自由のない毎日を送っていた。
だが時々どうしようもなくこんな生活に嫌気がさしてくる。
不自由でもいい。なにかこう一日一日が充実した生活というのを送りたい。
こんな夢の中でフワフワ浮いたような生活送っていていいのかっっと何故かいらついてくる。

今日も今日とて、友人に一緒に勉強しようと誘われたがめんどくさいと感じ、断ってしまった。
一人でやった方がはかどる。
なんでみんなは人と一緒にやりたがるんだ?話したいから?それじゃあ遊ぶために集まればいいじゃないか。
そんな理屈を言ってしまいたくなる。
中には宿題を半分にして互いに半分を写しあう卑劣な手を使うやからもいるらしいが、残念ながらそう言うことに融通の利かない俺はどうしてもそれが出来ない。
そんな事して後で困るのは自分じゃないか?

う゛ーんそれともそんな考え持ってる俺の方がおかしいのかなぁ。



そんな事をつらつら考えながら歩いていたらあっという間に図書館にたどり着いた。
そこで目的の資料をゲットし、借りていくかコピーするか悩んでいたとき遠くで騒ぎ声が聞こえた。



「っえーーーー何でっどうしてっっっっっ」 


なんと言うかとりあえずすぐ終わる話第二弾です。
最近暑いですねぇ。
次いでにサッカーも熱いです。
とりあえず16入りしました。
いいことです。
それがどれだけ凄い事かなんて興味の全然ない私にはさっぱり解らないですが、
きっとテレビで大騒ぎするほどなのだから凄いのでしょう←所詮その程度(笑)
サッカーファンのコナンちゃんはきっとチケット取る為にツテを使える限り
使っているかもしれません。
それでも手に入らなくて
最終手段に「快斗っっどっかからかチケット盗んでこいっっ」とか
言っちゃったりするかもしれないですねぇ(爆)

お前正攻法使えよ。
電話かネットでチケット取れるだろっ
なんて突っ込みは一般人とはほど遠い感覚の持ち主の彼には永遠に届かないでしょう。






To the future(未来へ)vol.2





「っえーーーー何でっどうしてっっっっっ」 


唇をとがらしたような口調の少年がフロア一帯に響くような声で叫んだ。
誰もが一斉に注目をする。
面白がっている者が大半の中、数名嫌そうな顔で少年を振り返った。
もちろん俺は嫌そうな顔の一人だったが。

うるせーなー人様の迷惑考えろっつーの。
そう考えていたら、

「うっせーっ人様の迷惑考えろっ」
同じようなセリフを述べられた。
だがその声の主は非常に若そうだ。

というか・・子供?

どこで声がしているのかと皆の視線をたどってみる。
どうやら吹き抜けになっている建物の二階にその騒ぎの二人はいたらしい。

そこから一階のここまで聞こえると言うことは、そうとう周りが静かだった証拠だろう。
もちろん二人の声の質も関係しているだろうが。二人とも大きな声ではないが澄んでいるからか遠くまで綺麗に声が通る。

最初の不服そうな声はたぶん中学生か高校生くらいの男だろうと判断できる。発声が出来ているのか普通に喋っていても遠くまで透る声だ。
そしてもう一人の諫めた声は思った以上に高いソプラノだったことから子供だと思われる。
たぶん少年。何歳くらいかなぁ。
そこまではさすがに解らないけど、でもビシッとした言い方といい、胸にグッとくる声の鋭さといいとても子供とは思えないなと思った。


遠目でよく解らないがあの位置にある本棚は洋書だったはずだ。
だからあまり人がいない。
あんな若い二人が何故洋書の前にいるんだ?
どうでもいい疑問がわく。

「だってぇぇぇ。せっかく暇なんだから本なんて借りないで外で遊ぼうって言ったじゃないーーー」
「暑いっ」

図書館で『本なんて』とは良い度胸だ。
しかしそれに対して小さな子供の返答はあまりにも短かった。
簡潔すぎて返答もないほどに。

「・・・しくしく」
「うざっお前遊びたきゃどっか行けっ俺はこの人の小説読破するって決めてんだっ」
「そんなん全部読もうと思ったら明日までかかっちゃうよー」
「いーじゃねーか明日も休みだし二日かけて読み続けてやるぜっ」
「俺と遊ぶ暇がない〜」
「いらねーよそんなん」
「ひどひ・・」

その後会話は小さな声で行われたため残念ながら聞き取る事が出来なかったが、どう考えても大きい少年のほうが不利だ。
ガキよ。お前子供らしく外で遊べよ。
なんて余計な忠告までしたくなってくる始末。
ま、俺には関係ないけどな。





結局俺は本を借りる事にし、その場を後にした。






すぐに終わる話だから早く早くアップですー。
ふふ。頑張ってるぞ私ぃ。
でもこの後にアップする話はまだ考えてないのにどうする気だろう。
しかし未だに主人公の名前が出てきませんねぇ。
もう考えてはいるんですけどね。
一人称で書くとしばしばそう言うことが起こりうるのです。
自ら自己紹介する奴もいますけどねぇ(高宮勇気少年のように(笑))








To the future(未来へ)vol.3





せっかくここまで来たのだからとゆっくり昼食をとり、近くにある大きな本屋に寄り、満足とばかりに駅へと足を向けたのが午後の3時頃だ。

涼しい本屋から一歩でた瞬間本屋へ一歩逆戻りした。
外の暑さに顔をゆがめた俺は手で顔を仰ぎながら独り言をまたもやつぶやく。
「あっちーーーなんだよなんだよ梅雨すっ飛ばして夏かー?」

そして丁度その時だ。すれ違いで本屋へ入ってきた少年。
自分より少しだけ高い背丈。ラフなTシャツにジーンズという格好にも関わらず強烈な印象を残していくその少年。
ふっと通り過ぎた瞬間に思わず振り返ってしまった。

「あれ?」
どっかで見た顔だな?
足下には小さな少年がいた。
(・・・もしかしてさっきの二人組か?)
大きなリュックがずっしりと重量を感じさせるところを見るとたぶん本を大量に借りてきたのだろう。
それを小さな体で背負っている姿がなにやら応援したくなってくる。

(ま、あいつならあんなヘンテコな声だすわけねーし)
別人だな。と判断し顔を背けたその時


「快斗っっっちょっと来いっっさっき言ってた本があるぜっ」
「マジ?どーれぇぇ」

楽しげに子供の声が呼んだ。
俺の知っている名を。

本人?まさか・・・

思わずもう一度顔を戻してしまう。
そこで見た物は真剣な表情で一冊の本を見つめる二人。
小さな子供と、もし本人ならば中学の頃一度だけ同じクラスになった黒羽快斗。
黒羽快斗って言う奴はな。
かなり校内で有名人だった。明るくて、頭がよくて、手品ができて、スポーツも万能で、そんで顔もよく見ると美人だし、だれもが憧れていた。そんな彼を。
でも彼は誰にでも笑顔で、俺の知る限りではそれ以外の表情を見せなかった。


さっき見たいな拗ねたような声なんて絶対に出さなかった。
今みたいな真剣な表情も。


「・・・・・」
入り口で固まっていた。
そんな彼を見て。



「だから言ったろっっそれはレビ記だって」
「えーー絶対創世記だってーー」
「まだ言うかっ」
「俺の記憶がそう言ってんのよぅ。なんでだろうーあの雑誌が間違えてたのかなぁ」
「きっとそうだろ。まさか図書館にねーとは思わなかったなーまあ単なる資料だしいいけどよ」
「それって哀ちゃんに頼まれたの?」
「んあ?そう。何に使うんだろうな聖書なんて?」
「さあ?パスワード読解とか?」
「そういうもん?」
「さーねーでも哀ちゃんが神様味方につけたら最強ねぇ」
「・・怖いこと言うな」
「だってさー」


そこで不自然に会話が切れたのはたぶん小さな少年が俺の視線に気付いたからだと思う。

「なんだよお前ーコナンちゃんに色目使う気かっ」
「・・・・バカイト。ちっと黙ってろ」
いきり立つ黒羽にこっちがとまどってしまう。
「お兄さん僕たちに何か御用?」
まるでさっきと180度ひっくり返った子供らしい声音に「は?」と間抜けな表情を見せてしまった。

「だってさっきからずぅぅっと見てたでしょ?快斗兄ちゃんに一目惚れしたならどうぞどうぞ持っていってね」
「コナンちゃぁぁぁぁぁん」
「ひっつくなっ」

ひどいよぅとすがりつく黒羽を引き剥がすその子供はもう一度ニッコリ微笑みを見せた。

「それで?なんの用?」
「いや・・・えっとそいつにちょっと用が」
「快斗兄ちゃん?あっやっぱり愛の告白なら人目の無いところが良いと思うからどっかの公園にでも連れてっちゃってよ」
「・・・」

何故告白だと決めつけるのだろうかこの子供は。
そんなに熱い目でみてたか俺?

自覚のない俺は首をフリフリもう一度黒羽の顔を見つめた。
「黒羽・・・だよな?」
「ふぇ?」
相手はまったく覚えていないのか不思議そうな目を見せた。



頑張れ私ぃ。
ってか直ぐ終わる話
第4弾っっっ。
すぐ終わるぞーすぐ終わらせるぞおお。
私はそう決めたんだぁぁ←なにやら執念らしい(笑)

最近むちゃくちゃ眠いです。
一日中眠いです。
目がおかしいのかもしれません。
これは病院に行くべき?とかちょっぴり思いつつ、
たかだかそのくらいで行くのもねぇと思う毎日。
一番痛いのはやはり出費ですかぁ。
何故保険の負担が増えるのでしょうかぁぁぁ
ひどいです(涙)


あっそうだどうでも良い話ですが、この間生まれて初めて
地下鉄の精算機に引っかかりました。
ピンポロロンピンポロロン〜

まるで犯罪者のような私。
精算機に定期券食われてなければ即座にその場から逃げたね(笑)
上に引っ付いているランプはグルグル回るし
駅員はなかなかこないし。ホント参りました。
背後に並んでいた長蛇の列はとなりの精算機へと移り一人虚しくそこへ立ちすくむ私・・・実に良いネタです(爆)
改札に引っかかるのは過去何度か
ありましたけどねぇ。まさか精算機とは・・・






To the future(未来へ)vol.4



同じクラスになったのは確か中学の2年の時だった。
まだ2年ちょいしかたってない筈だ。

「・・・・・・知り合いか?」
「えーーーっと・・」

一生懸命思い出す黒羽に呆れてしまう。
これがあの天才少年か?一度覚えたら忘れないって言ってたじゃねーかっ

「なーんちって嘘嘘。おっひさしーだねーパグリンっ」
「そのあだ名はやめろ」
「えーなんか可愛くて好きーパーグリンッ」
「そう言うこというとお前もあのあだ名で呼ぶぞ」
「―――――ごめんなさい。パ・・・えーっとあれ?本名なんだっけ?使わないから忘れちった」

本気が冗談か解らない・・

「葉栗恭平だっ」
「そうそう葉栗だからハグリンっでなんでかハがパに進化したんだよねぇ」
あだ名の不思議だー。

「なんでこんな所にいるの?」
「図書館に行ったんだよ」
「へー偶然だね俺達もさっき行って来た―――――」
「見た」
「・・・・ふぇ?」
「見たっつーかお前らの声が聞こえた」
「ありゃー俺達のラブラブの会話を聞いちまったのかーごめんねー熱々で」

うふふっとそれはもう楽しげにコナンと呼ばれた少年を背後から抱きしめる黒羽に俺はとにかく眉を寄せた。

「お前・・・変わったな」
「でっしょーー」
「恋人でもできたんか?」
「そーなのーー聞いてくれるーーー?」
「惚気話なら聞く気はねー」
「ちぇー残念ー。まあいいや。これ最愛のラバーコナンちゃんね」

腕の中で暴れる物体を顎で指しさらにはこれ呼ばわり。
いやその前にラバーって言いましたか黒羽君や?

「俺達ラブラブなのよう」
「嘘だからねっ信じちゃだめだよお兄ちゃんっ」

必至に否定するコナンの言葉が最後の後押しをしているかのように俺には聞こえた。
もしかして本当にこの二人ラブラブなのか・・・?
いや・まさか黒羽がそんな犯罪に手をだすわけねーし・・・・
って言い切れないところが辛い。
昔の彼なら絶対にしなかっただろう。
だが今の黒羽はちょっと違う。昔の幻影見たいな雰囲気が消えた。

誰でも近寄らせるけどそこにいるのは映写機で写した黒羽。本人は遠く離れた場所にいる。
そんな感じだったから。
今のこの生身の黒羽が不思議な感じがする。






今日ですね。
まさしく今日お誕生日です。
おめでとう快斗っ。
いつまでも17歳を満喫して下さい(笑)
さて何かしようかと悩みつつ何もできなさそーですねぇ。
うーん
まあそう言うことでこちらでも更新しておきます。
あはは。
まあいっか

To the future 最終話です。
早かったでしょ(笑)
意味のない話だからねー
意味不明ながらになんとか書ききりましたってところですね。






To the future(未来へ)vol.5



「黒羽・・やっぱお前変わったわ」
「うん。コナンちゃんのおかげでね。パグリンは変わってないねー相変わらず波乗りして生きてるって感じー」
まさしくその通りだ。
波に逆らわずただ上に乗っかっているだけ。楽だけどたまには潜ってみたい日もあるんだ。
そんな勇気もてないけど。

「まあ最近はようやく板の上に立てるようになったってーところかな。」
ただ流されていた前とは違う。自分の意志で向かう方向を決めているんだ。
危険な真似は決してしないけどな。

「それもまたよしっ。だがただ波の上を漂ってもつまらないだろっ恋をしなさい少年よっ。人生の華はすべて愛する人から頂くものさっ。青春を無駄にしちゃダメだっっ」
「快斗・・くだらないセリフをこんな所で力説しないでくれ・・・」
疲れたようなコナンが相変わらず黒羽の腕の中からげっそりつぶやいた。
本屋中の注目を集めつつ黒羽はコナンに頬ずりするわ、なお叫ぶわまるで舞台にでも立っているかのような立ち回りだ。

「恋・・ねえ。」
「人生は波瀾万丈でなくっちゃ楽しくねーだろっ」
「波乱すぎて俺は困ってるけどな」

即座に入る子供からの突っ込みをサラリと無視し黒羽はさらに続けた。

「楽しく生きろよっ」
そう笑って言った黒羽は本当に楽しそうで、羨ましかった。

「お前は未来に向かって歩いてきたんだな」
「は?」
俺は過去を見ながら未来へと歩いていた。ただそれだけの違い。
そして大きな大きな違い。


いつも笑ってた。でも俺にはプラスチックの笑顔にしか見えなかった。誰に言っても信じてもらえなかったけどな。人形のようなはりつけた笑顔つくってヘラヘラ笑ってたあいつが結構俺は嫌いだったように思う。
「おまえ人生楽しいか?」
つい皮肉ってそんな事を聞いてしまった程度には。
「何でそんな事聞くの?すっげー楽しいよ」
間髪いれず返された返事。やっぱり顔はプラスチック製の味気ない笑顔だった。



でも今は・・・

「なあ。黒羽。お前人生って楽しいか?」
あの時と違う返事を期待して尋ねてみた。
奴は一瞬目を開いてすぐに苦笑にかえた
「そーだねぇ沢山嫌な事あるよ?コナンちゃんが俺の事無視したりするしぃ」
その程度かっと突っ込みつつでもと小さく続ける言葉を耳にひろう

「でもさ・・・すっげー幸せ」

へにゃりと微笑んだその顔は今咲いたばかりの花のように新鮮だった。
・・・・・やっと本物の笑顔が見れた。そう思った。

「そっか」

俺まで思わず笑っちまう。そのくらい綺麗な笑顔だった。

「いいんじゃねーのそれでさ。」
「うん。」

「黒羽の事頼むな。この糸の切れたタコのようなヤローが深海に行きすぎるのを止めてやってくれな。」
ポンっと子供の頭に手を置いて少年がビックリ眼を向けた瞬間ニッと笑ってやる。
するとニッと笑い返してきた。心強いもんだ。

そのまま俺は去った。その後の二人の会話は俺は知らない。




「なあさっきの誰だったんだ?」
「中学ん時のクラスメートだよ。確か今は心理学を勉強してるって聞いたなー。」
あいつにピッタリだよなーとつぶやく。

「パグリンはねー数少ない俺の顔を読める人の一人だったんだよね」
あの笑顔に騙されてくれない希少価値のお人。
「へーすげーじゃん。だから心理の方に向かったのかもな」
「ふぇ?俺のせい?」
「違う違うお前のお・か・げっ」
「・・・そうなん?まぁいいや。俺パグリンの事すっげー気に入ってたのに向こうが何でか俺のこと嫌っててさー」
「そりゃお前のあの気の抜けたような笑顔見せられたらそうなるだろ」
「ねーホント気ぃ抜けすぎてたよねあの頃は。青子なんかなーふたを開けてジックリねかしたスプライトとか訳わかんねー例えしてくれたぞ。」

・・とりあえず飲めたもんじゃねーな。
コナンはおおざっぱに意味が読みとれる例えに腹を抱えてしまった。

「さすが幼なじみだな。」
「うん。」
「あいつお前が変わってて嬉しそうだったぜ」
「うん」
「汚名返上ってか?」
「うん。前みたいに嫌われてないみたいだった。うれしーなー」
「そうだろそうだろ一生懸命生きてる奴を嫌う人間はいねーよ」
「・・・かな」
「ああ。」
小さな子供が自信満々に頷くと少年はニカッと太陽のような笑みをみせた。





君と出会えてよかった。
俺の人生を変えてくれた君が今幸せであることがとても嬉しい。
あいつが嫌いだった。でもあんな笑顔を見せるのか理由が知りたかった。
気になって気になって・・・なんでかこんな道にすすんでいた。
でも後悔は全くしてない。
黒羽。
また会おうな。
その時は今以上に幸せな面おがませてもらうぜ。


            end