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     4番隊の月と雲  〜こんにちは月と雲(前編)〜
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うずまきナルト。
奈良シカマル。
7才

明日暗部に入隊します

だと言うのにギリギリになっても暗部名が思いつかなかった2人。
正確にはめんどくさくて考えていなかっただけだが。
当日3代目に適当に決めてもーらお。
とかふざけた事を考えていたのもひそかに事実。


だがフイにナルトが口を開いた。
「なぁどーせなら互いの名前つけっこしねぇ?」
「あ?」
なんかめんどくせぇ事言い出したぞと眉をしかめながら眺めてみればナルトの手
元には

『こんにちは赤ちゃん』
なんでそんなもんを・・・ってかどうせ名前をつけましょう編でも読んでいるの
だろう。←どうやら読んだ事があるようだ(笑)

(ったく影響されやすいヤツだな)
なんて思いつつも
「自分のって考えるのめんどくせぇだろ?でもお前のなら楽しそうだ」

こんな事を言われちゃ仕方ない。結局ナルトに甘い自覚があるシカマルは肩を竦
め折れてみせた。

「まぁ自分のよりかはめんどくさくねぇな」
ニマッと笑いあうとさっそく頭を捻りだした。

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    4番隊の月と雲  〜こんにちは月と雲(後編)〜
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「うーん。つっても俺名前なんかつけたこと無いんだよな」
「印象でつけるっつーのは?」
「シカマルの印象?・・・なまけもの?パンダ?」
「お前は俺をなんだと思ってやがんだ」
「ん?なまけものをバカにしちゃいけねぇって。あいつは凄いんだぞっ」

褒められてんのかコレは!?激しい疑問を感じるシカマル。

「印象でつけるとお前は・・・月か」
「まぁ太陽って言われるよか妥当じゃねえ?」
「夜の帝王。夜空を統べる光りの使者」
「・・・シカマル変な本読みすぎ」
「うん。いいな。」

コクコク自分の言葉に同意するシカマルに
「よくねぇよ!!」
ナルトは突っ込む。
何が帝王だっ何が使者だっ

「夜に1番光り輝くのは月だぜ。お前ぴったり」
「髪の話しだろ。」
「金だもんな。それもあるけどお前自身の話しだぜナルト」
「あん?」
「闇夜に輝く真っ直ぐな光り。俺の中のお前の印象。」

真剣な顔で言われてしまい頭を抱えたくなってきた。
これはとっとと話題を変えよう。うん。

「じゃお前は雲か?」
「・・・流れるままにってか?」
「マイペース。さりげに周りはどうでもよくて、自分勝手に生きまくり。すっげぇ羨まし
い存在」
「・・・めちゃめちゃな言われようだな」
「なんだよ帝王よりかマシだろ」
「そうかぁ?」

首を捻りたくなるがまぁ置いといて。

「お前が光る月」
「んでシカマルが流れる雲」

「ゴロ悪くねぇ?」
「いいじゃんそれでも。」
とりあえず自分の言葉は譲らねぇぞと意気込むナルトにシカマルは苦笑を見せ

それから



「ナルトが『光月(こうげつ)』」
「シカマルが『流雲(りゅううん)』」

それで良いのじゃな。
お互い自分の名前には不服そうなのに何故か相手の名前には満足顔。
そんな2人に疑問を覚えつつ火影様は新たな暗部を迎えいれたのだった。




おしまい