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4番隊の月と雲〜ばら色の未来 前編〜
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4番隊が始動してから約2ヵ月
他の隊長方はなにやら大人しい。
怖いくらいに大人しい。
一体どんなことを考えているやら
そんな彼らに対する3人の感想はとにかく
「不気味だってばよ」
その一言に尽きる。
「なんかあるんっすか?」
シカマルは怪訝そうにイルカに尋ねた。
現在相変わらずのアカデミー。
ちなみに2人は赤点の補習という名でイルカに呼び出され愚痴られている真っ最
中←どんな状況だよ
そうとうイルカも鬱憤がたまっているようで、たまにこうして息抜きをすること
を覚えたらしく、なにげに呼び出し頻度が上がっているのにナルトとシカマルは
ドキドキしている(笑)
シカマルの質問は
『新生4番隊にちょっかいかける暇もないほどの何事かが実は他の班に降りかか
っているのか?』
という問い。
「いや大きな事が発生してるわけでもないから・・・多分様子見かな?」
うまくまわらず潰れてくれればめっけもん。
むしろそうなるに決まってるとほくそ笑んでいる気がする。
そんなイルカの推測にナルトとシカマルは一瞬空を見つめてしまった。
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4番隊の月と雲〜ばら色の未来 後編〜
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「うわお凄い嘗められっぷり〜」
「バカだからな」
おどけたナルトにざっくり笑顔でイルカが返す。
「ついでに自信過剰」
それから冷笑でシカマルが付け加えれば。
「「まったくだ」」
朗らかな笑顔が二人から返ってきた。
「ま、油断してくれてる間に完璧な実績を残しちゃうってばよ」
現在4番隊のどの班も修業に医療忍術を組み込んでいるらしい。ちなみに自主的に。
うん、医療忍術が使える戦闘軍団がどれだけ凄いか最初に見せ付けて正解だったなー。
とナルトはしみじみと思う。
そのうち4番隊は前線を駆け巡る闘う医療軍団になりそうだ。
「それが理想だなぁ」
「効率は悪かないな」
「その頃には隊長格の困った人達も引退されてるだろうし」
強制的に引退に追いやりそうな空の口調に二人はほくそ笑む。
なんて頼もしい味方だろうか、と。
「いやー未来は薔薇色だなぁ」
ぽつりと誰かが3人の思いを口にした。
おしまい
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