「コナンく〜ん、哀ちゃん。次、音楽だよ。」 「音楽室に行きましょう。」 「早く行こうぜ!コナン、灰原!」 歩美、光彦、元太の3人が今日も元気にコナンと哀を誘う。 どうやら次の時間割は音楽の時間のようだ。 「おう。すぐ行く。」 コナンはちょっと嫌そうな顔で返事をした。 「あら、工藤君。そんなに音楽の時間が嫌いなのかしら?」 哀はフッと笑いながらコナンに言う。 「お前、知ってるくせに…」 「小学一年生の音楽なんてたかがしれてるじゃない。」 「……灰原…俺をいじめて楽しいか?」 「もちろんよ。」 哀は極上の笑顔で言い切った。 コナンは哀愁漂っている… そう一年生の音楽は簡単といえば簡単なのだが、明るい子供向けの童謡などを毎時間歌わなければいけないのだ。 高校生の時はさすがに大声で歌ったりなどはほとんどないし、年頃のため恥ずかしがって歌わない学生も多い。 教師もそこの所は分かっているので黙認しているが、小学一年生の今はそうはいかない。 一人一人が声を出して歌うまで決して許してくれないのだ。 コナンははっきりいって音痴… 楽器などもまるでダメ。 コナンにとって「音楽の時間」はある意味拷問だった(笑) そんな暗いコナンを引っ張って歩美たちは音楽室に向かっていった。 「今日はまず昔の人が作ったクラッシックというジャンルの音楽を聞きます。みんなクラシックって知ってるかな?」 音楽の先生が授業について話始めた、 どうやら今日は音楽鑑賞の内容のようだ。 歌ではないことにコナンは心から喜んだ。 しかもクラシックは嫌いじゃない。 「工藤君……顔ゆるんでるわよ。」 「そっか?」 哀が呆れたように言うがコナンにはどこ吹く風だ。 音楽の時間に初めて嬉しそうにしているコナン。 歩美、光彦、元太もそんなコナンが珍しいようだ。 「コナン君が音楽の時間なのに笑ってるよ。」 「ほんとだ。気味悪いぜ。」 「雨でも降るんでしょうか?」 とひそひそ言い合っていた。 「じゃあ、今日は有名な作曲家、ベートーベンの曲を聞きます。」 先生の一言にしゃべっていた子供達は静かになり、音楽を聞く体制に入る。 先生がCDをセットする。 「曲名は『月光』です。」 その瞬間、コナンの肩が揺れた。 そのことに誰も気付いていなかった。 隣に座る哀さえも……。 曲が流れる…。 静かな教室に美しく、静かに……。 コナンの表情は青くなり、そして、どこか遠くを見る目をしていた。 美しい青い目をどこか悲しげに瞬かせながら…… |
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縁真さま、すいません(汗) ささげ物なのに続きもので…。 しかも快斗もKIDも出てきてません。 次は必ず登場させます! (当たり前) ↓の「次回予告」はこの話が暗い話になりそうなので、せめて少し明るくしようと入れてみました。 こんなのつけない方が良かったですか? 「いきなり次回予告」 快斗との激闘の末、ついに勝利を手にしたコナン。 愛するKIDの元へ向かおうとしたその時! 倒したはずの快斗が、まるで牛乳を足すといつの間にか増える自家製ヨーグルトのように増殖していた!! 次回「快斗細胞分裂!?アンタは不死身ですか!?」 自分の目を疑ったら終わりだ!! 「いきなり次回予告」は ココから 2004.5.16 |