遠いお話
「俺、好きだったんだよな」
ある晴れたお昼のこと。
新一はソファで読書。
俺はその隣でマジックのネタ作り。
本を読んでいた新一が、読み終わったのか本を閉じてこう言った。
「・・・・は?」
「好きだったんだよ」
「・・・はぁ」
誰の事を言っているんだろうか。
たまにいきなり、そう本当になんの脈絡もなく言ってくる。
「だってさ、マジック上手いだろ?」
「・・・うん」
マジック?
マジシャン?新一の近くにいるマジシャンって言ったら俺くらいだよな。
あとは前に会ったことがあるっていう、真田とかいう人。
「俺最初会った時「絶対暴いてやる!」って言ったんだぜ」
「へー」
「でもやっぱり無理だった」
「・・うん」
「・・・・好きだったんだよな・・・・」
新一に蘭ちゃん以外でそんなに好きだった人がいたなんて・・・。
新一をそんな顔にする奴って誰だよ!
「新一誰の事言ってるの?」
「うん?どこぞのすっげー気障な怪盗」
「キッド!?言ったのはいつ?」
「10年位前」
それってもしかしてもしかしなくても、親父!?
新一ってば、親父の事が好きだったの!?
そんなぁ〜〜〜〜〜。
「今も好き?」
「うん。今も好き」
「・・・そっか」
親父は俺の憧れ、誇りだ。
ライバルがキッド(親父)・・・・。
でも、この世の誰よりも新一のこと想ってるのは俺だっていう自信はある。
絶対負けない。
新一のなかから追い出してやる!!
快斗のやつ、忘れてるんだな。
あの日、俺たちがはじめて出あった時のこと。
「くろば・・・・かいと・・・だよ・・」
「くろばか・・・いと?」
「かいと!」
「ふぅ〜ん・・・。ぼくしんいち!くどうしんいち!!」
「しんいち?」
ぱぁっと笑った顔が大好きだった。
そして彼はお得意のマジックを見せてくれた。
「わん!つー!すりー!!」
「・・・・・!?わぁ・・・・・・・/////」
「きにいってもらえた・・・かな?」
「うん!すごいすごい!!!どうやったの!?」
「だめだよ。ぜったいにおしえない。タネはおしえちゃだめだもん」
「うぅ〜〜〜〜、ぜったいにあばいてやる!!」
それは遠い昔、俺たちがまだ小さかった頃の・・・・。
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縁真様へ地雷小説です。
快新なのかも微妙ですね。
駄文です。めちゃくちゃ短いですね。。。
このようなものですみません!! 2004/01/07 白雪
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