避暑 うららか・・・・とは程遠い7月半ばの頃。
「うらあああ!!!!」
夏真っ盛りの工藤宅でコナンはいきなり机をちゃぶ台返をしした。
「ひ、姫のご乱心じゃ〜!者ども出あえ出あえ〜〜!!」
二人しかいないのにそんな事を言う快斗にコナンはクッションを投げつける。 「暑い!何とかしろ!!魔法使い!!!」
普段こそ泥だのバ怪盗と呼んでいるのに都合のいい時だけ・・・・・・・。 「あのねぇ、ネタがないと何にも出来ないの。それに暑いのは夏なんだからしょうがないんじゃない?」
クッションを元の位置に呆れ顔で言った。 「うっさい!って言うかなんでこんな時に限って配線工事してんだよ!!」
「あ〜、みんなが電気使いすぎてショートしちゃったからねえ〜」
実際問題かれこれ3時間。1時間ほどは我慢をしていたコナンだが段々イライラしてきて、その怒りが快斗に向かったのだ。 「何でテメェはそんな涼しい顔してんだよ!」
ビシッっと指を指されている快斗の快斗には汗もにじんでいない。 「う〜ん、外見はそうでも俺、結構今暑いよ?」
ケラケラと笑いながら言われてもムカつくだけだった。 「も〜やだ」
そんな事を言いながらクルッと書斎のほうへ入ってしまった。 「あんな密室にいたら5分も持たないのにねぇ」 そして快斗の予言どおり、コナンはしっとりと汗で髪を頬へ張り付かせながら出て来たのだった。 「死ぬ」
バタッとソファへ倒れると「文明の利器」 と、呟いた。 「はい、アイスコーヒー」
快斗はカルピスを飲みながらコナンの目の前に置いた。 「ぬるい」
「まあ、電気が止まってるからね」 県から今回に関しての保障金は出るので文句は言えまい。 「変な味・・・・」 やけに口の中に残って気分が悪い。 「どこかに行く?」 海・・・・・はアレがいるから却下。 山は涼しいけどそこまで登るのがいやだから却下。 「動く気力もない」
「だろうねえ〜」 どの口ぶりにムッとするが事実なので反論はしない。 結構自分のことを知っているコナンであった。 「もうちょっとでコナンちゃん日干しになりそうだよ?」
のろのろとフローリングに寝そべり少しでも冷たい感触を味わおうとしてコロコロと転がる。 (か、可愛いvv可愛過ぎる〜vvvvv) 豆らを持っていない事を酷く呪った快斗は目に焼き付けとこうと決心をした。 ゾワリッ
急に背筋が寒くなったコナンは快斗の方へ目を向けた。 怖っっっ!!
そのときの快斗の表情はまさに変質者だった。
伸びきった鼻の下だとか、明らかに目がイッちゃってるところがより一層コナンの恐怖を仰いだ。
とたんにコナンは冷や汗が流れ始める。 快斗が一歩前へ踏み出すとコナンは二歩下がった。 冷戦状態
しかし、部屋は広いもののズリズリと下がっていれば必ず壁際へ追い込まれるのが道理。
「コナンちゃん〜v覚悟してねvv」 にっこり♪
「い、いやだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
さて、追い詰められた名探偵はどうなったのでしょう?
緑真様へ 夏ってなんだか無意味にイライラしますよね〜。
と言うかさっき思い出して書いたものですけど、何とか17日までに書きあがって良かった♪
|
コロコロ転がるコナンちゃん。
快斗じゃなくっても鼻血ものですよ!!
その場にいたら縁真も変質者の仲間入りでしょう。
可愛いお話ありがとうございます♪
縁真より