コナンは今最大のピンチに陥っていた、頼みの綱の快斗はみこしを担ぎに行っているので後5分は帰らないだろう そして原因は目の前のこの男、格好は上は黒いジャンパーを着て下はグレーのジーパン、歳は20代後半 まぁ、かっこいい部類だ・・・・この笑顔がなければな 「キミ、どこか事務所に入ってるかな?良かったらスカウトさせてくれない?」 名刺にはコナンも知っている人気プロダクションの名前が入っていた 「ごめんなさい。ボクそお言うのには興味ないから」 にこにこにこにこにこ笑っている男にコナンはあやふやな笑顔を返す 「そんなこと言わずにさ、今日は誰と来てるのかな?その人とお話がしたいんだけどな」 本人お構いナシで身内に話を付けようって魂胆か!! (くそっ!快斗のやつ肝心な時にいねえんだから。まったく役立たずが) そのまったく役立たずの快斗君はと言うと・・・・ 「わっしょい!わっしょい!・・・ん??何か寒気が???」 びみょ〜〜〜〜にコナンの危機を察知していた 花火だ!お祭りだ!!夏の風物詩??【3】 時を少しさかのぼること1時間前 暗号の場所はここから正反対の方向 う〜〜んと悩みながら考える 「魔女のお告げに従う?」 紅子って本物っぽいし、でも時々意味不明なことを言って去るし 灰原と仲良くなってたしってーか意気投合 他の人なら絶対に行かないが 「はんっ、俺はそんな非科学的なことに付き合う気はないね」 「う〜ん、でも行っとかないと哀ちゃんが怒るんじゃない?」 「よし、行こう」 こうして暗号の示す場所へと行くことに決定したのだ 結局あの2人には逆らえない(笑) 屋台道へ戻ると、快斗の速度が落ちてきた 「コ、コナンちゃ〜ん」 「ん?どうした??」 ぎゅっとコナンを抱いている手に力が入る 快斗の顔色がとてつもなく悪い全身から冷や汗をダラダラと流し 落ち着きなく目線が泳いでいた ふっと、先のほうへ視線を向けると 「ああ、なるほどな」 納得、でかでかと『金魚すくい』と書いてある看板を発見 にやり 「快斗に〜ちゃん!ボク金魚すくいやりたい〜♪」 いやああああああああああああ〜〜〜〜〜!!!!! はぁ〜〜〜〜〜、思わず重いため息が出てしまう コナンは獲得した金魚で最初快斗を苛めていたのだが 『ふぇ〜〜ん!勘弁してよぉおおお〜〜〜〜!!』 さすがに可哀想になり通りすがった親子にあげた 「知ってるか?ため息つくと妖精が死ぬんだぜ、今のお前のため息で8匹は確実に死んだな」 多っ!!そこまで重くないでしょ!! 快斗の腕から下ろされたコナンはどこかで聞いた話をした 「コナンちゃんは妖精さんを信じてるメルヘンな子なわけ?」 「妖精って妖しい精って書くんだぜ」 「夢がないね〜」 「は?夢なら毎晩見てるぞ」 「いや、そお言うことじゃなくてね・・・・」 天然のコナンに何を言っても通じないことは存分に分かっている KIDで会った時にどれだけ甘い言葉を囁いても「?」で終わらせてしまうし キスをしたら『新手の嫌がらせか?』って言うし でもたまに見せるふんわりとした笑顔や気遣いが堪らなく嬉しい 「コナンって飴と鞭の使い方を心得てるよね」 しみじみと呟く快斗にコナンはとーーーっても辛辣な言葉を吐いた 「つーか鞭鞭飴鞭鞭鞭鞭飴鞭鞭鞭鞭鞭鞭飴鞭鞭・・・・って感じ?」 「ひどっ!!それは幾らなんでも酷いでしょ〜〜!!なんか段々飴が小さくなってるしいいい〜〜」 しかし身に覚えがあるから否定も出来ない そんな時、放送が入ってきた 『ただ今より、おみこしを担ぎますので参加の方はお急ぎください』 「ちょっと行ってくるから大人しくあそこの岩のところで待っててね〜vvv」 「あ〜ハイハイ」 ひらひらと手を振りながら快斗を見送る この辺りを1週するだけだから10分ほどで戻ってくるだろう コナンは岩に座ると、いきなりフラッシュがコナンを襲った パシャ パシャ パシャ 「おじさん。ボクに何か御用??」 言っている間にもパシャパシャと撮られる いい加減にして欲しい 「いやぁ〜、キミかわいいね〜」 フラッシュが終わると男が声をかけた 「はぁ?」 チカチカする目を瞬きを何度かしてやり過ごす そして冒頭の会話に戻るのだった それから幾らコナンが「結構です」と言っても 聞いてくれず、あまつさえ手を無理やり引いてどこかへ連れていこうとしたのだ ぶちっ 戻ってきた快斗はコナンの堪忍袋が切れた音をバッチシ聞いた コナンは身長が低いのを利用して相手の足を払い、倒れてきた相手の鳩尾にかかと落としを食らわせた ちなみにこの技は蘭がコナンに伝授したものだ蘭いわく『コナン君みたいなかわいい子が攫われたらどうするの!!』 コナンとしては麻酔銃やキック力増強シューズ等があるからそこまではと思っては見たもののやはり犯人などともみ合いになることも考え 教えてもらったのだ ごきっ パシュ 「ふん、これに懲りたら二度と俺にかまうんじゃねえぞ」 (か、かっこいい〜〜〜vvvvvv) 見事な技に思わず拍手してしまう快斗 トドメとばかりに肩の間接を外している辺りコナンの怒りの度合いが知れる 怖いよ〜!関節外しちゃってるぅ〜〜〜〜 「しかも外した後に麻酔銃で眠らせてるし」 気配で快斗と分かっていたコナンは別に驚くことなく答えを返す 「ああ?じゃねえと意味がないだろうが」 そう言いながら足でご丁寧にグリグリと踏みつける 「俺が小さくてよかったな」 「何で?」 「新一だったら車でゆっくりと轢いてるから」 すたすたと何事もなかったようなコナンに快斗は灰原や紅子とは違った一抹の恐怖を覚えたのだった |
緑真さまへ
さすがコナンちゃんだね! 快斗君ガンバ、キミの未来はほんのりと明るいさ!! 次は快斗君をカッコ良くさせてあげようかな〜!! |