後1時間ほどで花火が始まる時間の中
コナンと快斗は暗号の示す場所へ向かっていた

途中、数人の暗号解読者と遭遇したが解けてはいないようだった
しきりに頭をひねり唸っている


「取り敢えずさ、暗号の答え合わせでもしとく?」
「あの程度の暗号分からなかったら探偵も怪盗も名乗れねえよ」

手に持ったリンゴ飴を齧りながら歩く
 歩幅をコナンに合わせて歩く快斗は綿菓子をちぎっては食べていた
「おい、快斗。綿菓子早く食べちまえよ!」
「何で?」
「匂いが甘ったるくて我慢できねえんだよ」

「自分で買ったくせに」
「なんか言ったか?バ快斗君」
「イイエ、ナンデモゴザイマセン」



「なぁ、中のリンゴって不味くねえ?」


そう言ってリンゴの部分だけを渡すコナンと
 貰って『コナンちゃんと間接チューvv』とか思っている快斗は
完璧に変態だといえよう

にやけている快斗の顔を見てちょっぴり快斗から離れるコナンがいた






花火だ!お祭りだ!!夏の風物詩??【4】



「『えそおうぃじももねんあばらきいぎみしうらいにろとほねきお』の文字に仲間はずれの『K』と『4』
この平仮名自体はどうしたって意味不明になる、そこで」
「ローマ字に変換し、逆の方向から読む。だろ」
「正解〜♪そうすると『esoowizimomonemnabarakigimisiurainirotohonekio』になって分のOの前に『K』を付ける」
「そして逆から読むと『こいけのほとりにあるいしみぎからばんめのもみじをおせ』」 
「番目に『4』の数字を入れると」
「小池のほとりにある石、右から4番目の紅葉を押せ」

「紅葉と言えば別名『紅葉峠』」
「夜にライトアップされるために置いてある灯台が石なんだよね〜」
「どうせなら秋に行きてえな」
「あ、いいね〜。お弁当もって紅葉狩りでもしようか〜♪」
「・・・・気が向いたらな」
しかし、秋と言えば読書の秋
 優作から送られてくる洋書と発売される推理小説が大量で
快斗が泣きながら誘っても家から出なくなるのは当然
 そんな秋が来るのはもう少しだけ先のこと


リンゴ飴の飴だけを食べて(笑)満腹になったコナンは「食いすぎた」と漏らす
「コナンちゃんて一体何食べて生きてんの〜!」
「栄養」
「お願い!俺がいなくてもちゃんと食べて!!」
いや〜!!天下の高校生探偵が栄養失調で死亡なんていや〜〜〜〜(マジ泣き)
「そんなんだといつか入院する破目になるんだからね!情けないよ!!」
「っせーな。別にいいだろ。今はちゃんと生きるのに必要なギリギリの栄養は取ってるんだから」
たまにメンドクサくてビタミン剤になるけど
快斗には内緒v
「ギリギリじゃなくて余裕もってよ〜〜」
 お願いだからさ〜って、ちょっと待って!!『今は』ってどういう事?ねぇ、『今は』って。それって・・・・
「まさか、もう栄養失調で入院した、な〜んてことは。無いよね?」
「そ、そんな事あるわけ無いだろ。あは、あははは________」
目が、泳いでますよ。コナン君
「あるんだね」
「ねーよ」
ぷいっと顔を背けるコナンの頬っぺたを両手で挟んで目を合わせようとする
「目を見て言いなさい」
 う〜う〜と唸っているコナンは早々に・・・・諦めた(早っ!)
「し、新一の時のことだよ!!自室の玄関で倒れてたところを博士が見つけて」
「そのまま救急車でお持ち帰りですか?」
「おう、テイク・アウトされたぞ」
その後、蘭が病院で延々30分説教された
「ちなみに1週間の入院だったぞ」
しかも絶対安静、なぜなら名探偵はあっちこっちへふらりとまるで夢遊病者のように
いつの間にか消えているので探すのに一苦労なのだ
「警察からのラブコールは?」
「抜け出してた」
 いや〜、あん時はマジで偉かったよな〜俺。よく頑張った!!
自分を褒め称えるコナンに快斗は眩暈が起きた
しかし、影では担当医と看護士が涙を流していたそうだ
頑張ったのは彼等だ!!!


合掌  


およよよよ〜。どこかの芸者のように泣く快斗
「っせーな、今はちゃんと食べてるだろ?快斗が作ってくれるからさ」
「え、そっ!それって!!」
「バーロ」
真っ赤になったコナンを愛しく思いながら
早歩きになったコナンを追いかける
その顔はとろけまくっていた
「えへへ〜v待ってよ〜コナンちゃ〜んvvvv」

灰原『まったく、バカップルなんだから』




「とうちゃ〜く♪さてさて右から4番目の灯台はっと」
キョロキョロと辺りを窺う快斗に、まるっきり全然全く探す気のないコナン
この辺に彼らの上下関係が分かる
ムズムズ・・・・・・
「っへくち!」
そんな音が聞こえてきて快斗は興奮した
「うっわ、何今のかわいいくしゃみ。ラ〜ブリ〜vvv」
へくちだって〜vvvv
「うるせー!!」


ニヤニヤと笑いながらも灯台を数えていく
1本1本の間隔が広くてコナンは後からゆっっっっっくりと着いてきていた
(まったく本当にお姫様なんだから)
俺だけのね。誰にも渡さない

俺だけの・・・・・もの










「おっ、隊長発見いたしました〜♪」
ビシッっと敬礼をしながらもどこか顔はふざけている 

「届かね〜」
高さは約4メートル弱
しかもピンポイントで紅葉に当てなければならない

「エッヘン!この快斗君に任せなさ〜〜い!!」
鼻歌なんぞを歌いながら
足元にあった小石を掴んで勢よく紅葉の柄に向かってぶつけた


ガッ



「「あ」」

押すどころかど真ん中に穴が空いてしまった
「おま、どうすんだよ!!押せって書いてあったのに貫通させて!!!」
大体何百キロで投げてんだ!


あ〜、えっと〜なんて苦笑いしながら開き直る
「大丈夫だって!誰も見ない見ない」
そんな快斗を遠くを見るような目で見つめるコナン
「KIDの犯罪歴に器物破損が加わったな。オメデトウ」
でも壊したのは快斗だからどうなんだろう??
いや、でも同一人物だから関係ないのか?
「違うもん!不可抗力だもん!!」
「不可抗力っていうのはする気がなかったけどやっちまった事だろ。お前のはあからさまにやる気満々だったじゃねえか」
正論過ぎてグゥの音も出ない
「でもさ〜、何にも起こらないね」
わざとらしく話をそらしてみました




「これか?灯台の下から出てたぞ」
コナンが取り出したのが黒い箱
おそらく上の方に衝撃がきたら飛び出してくる仕組みだったのだろう
鍵がかかっていて普通の人ならそのまま本部へ持って行くのが当たり前・・・そう、『普通の人』なら
「快斗。カモン」
パチンと指を鳴らしてみるコナン(ちょっとやってみたかった)
「へい!任せてくんやせえ」
中途半端に江戸っ子?
キラリンと怪盗七つ道具を取り出す
あるのか?そんなもん






そして出てきたものは
「これって・・・・・・」
「う〜ん、モデルガン???」
重さが本物っぽくてリアルだね!うん
あ、ちゃんと弾まで入ってるよ〜
「そっか〜♪じゃあこの白い粉は?」
袋の端を破ってサラサラと取り出す
「きっと小麦粉なんだよ〜〜」
これでクッキーとか焼いたりさ〜


「「あははははははははは」」


 ワザとらしい声が空に虚く響いた
緑真さまへ

この話を書こうとしていた時に自分で暗号が解読できなくてどうしようかと思いました〜!
いや、本気で!!
快斗君をかっこよく書けないのは宿命ですか!?
教えてください!緑真さま〜〜(泣)
後2,3話で終わらせたいな〜