怪我の治療【快斗編】


「さぁ、次は黒羽君の番よ?」
コナンに絶対安静命令を出し帰らせた
弾は貫通しているし、血管もそんなに傷つけていなかったので
安心しながら快斗の治療(苛め)が出来る
 にやりと後ろに黒い影を身にまとわせながら
それはもう嬉しそうに快斗に近寄った
「あ、哀ちゃん・・・・・・」
冷や汗をダラダラと流しながら
近づいてくる灰原に顔が引きつるのが分かった

「あなたはそんなに怪我をしていみたいね」
 訳・『江戸川君には怪我をさせているのにいいご身分ね』

「あ、相手が体術使うやつだったから」
コナンには・・・・・
 どこか言い分けがましくなってしまう事を口走る快斗を無視して

コナンが貼ってくれた絆創膏をベリッっと一瞬で剥がす
 剥がしたあとが赤くなり、止まっていた血がまた滲み出した
快斗は目に涙を溜めながら耐える姿に灰原はくすっと笑う


灰原は脱脂綿を付けグリグリとまるで親の敵だと言わんばかりに押し付け
傷が逆に広がるくらいの勢いで塗りつける
 しかもピンセットの先が傷口に当たってかなり痛い

「痛い痛い・・・・」

チラッとマジで言っている快斗を見るが治まる気配はない

訳・『だから何?』






「コナンちゃ〜ん」
弱弱しい声で助けを呼ぶがコナンは隣の工藤邸で読書の真っ最中
 なので誰かが呼びに行くまで出てこないだろうことは分かっているのだが
今回はコナンとむにゃむにゃしたため快斗が呼んでも来ないことは十分予想が付く
 そして間違ってはいないだろう
日本の救世主はいても快斗の救世主はいない(笑)





「哀ちゃんが苛めるよ〜」
 ぽつりと言ったつもりでも灰原にはしっっかりと聞こえている

灰原は何を思ったのか新しい消毒液を快斗の怪我で一番酷い所にぶちまけた

ジュワッ


「〜〜〜〜〜〜〜!!!」

声にならない痛さとはこのことだ

「これね、よく効くのよ」

訳・『これね、一番しみるのよ』

血液と反応して泡立っている傷口から目を反らす
 それに対して灰原はまたにやりと笑みを深くした
(どうして緑色になってるの〜〜!!)
俺って実は宇宙人?←ただの化学反応





「灰原。終わったか?」
タイミングよく、ひょこりと顔を出したコナンを見た途端に快斗の涙の堤防が決壊する
瞬間移動でもしたような速さに灰原は「もう少し痛めつけた方が・・・」と呟いた



「うわぁ〜〜〜〜ん!コナンちゃ〜ん・・・ひっく・・・うっ・・・怖か・・・っ・・た・・・よ〜」
がばぁっとコナンの服にしがみ付いて嗚咽をもらす
ヒック・・ヒックと声を押し殺しながら泣いている快斗に呆れながらも灰原に問いかけた


「灰原、何したんだ?」
 薬類を片付けながら何事もなかったように
「何も。黒羽君に消毒していたら急に泣き出したのよ」
 それはそうだが、使った消毒液に問題が・・・・・・
「ねぇ?黒羽君」


訳・『余計なことを言わない方が身のためよ』


「はひ・・・・」


「ふ〜ん」
 コナンの目にも例の消毒液が目に入ったが無意識のうちに脳が見なかったことにしたようだ
びくっと快斗の体が反応したのが分ったコナンはせめてもの慰めに快斗の頭を撫でてやった


うに〜っと至極満足げな快斗はコナンの服にぐりぐりと頭を押し付けた
「あ」
「ん?」
快斗が顔を上げるといや〜んな物がコナンの服から伸びていた

 鼻水&涙

「えへv付いちゃった〜」

バキッッ!!

 コナンの蹴りがヒットする
そしてまた別の意味で咽び泣く快斗が転がっていたが2人はほっぽいてその場をあとにした

縁真さまへ

どんな消毒液なのかしら〜。
コナンにはとことん優しく
快斗は徹底的に苛める!
実話は入ってます。保健室の先生にやられました・・・・。
 あれは痛かった(涙)
今度はコナンちゃん編でも書こう・・・かな?