光のかけら12
Side K

時刻はすでに23時になろうとしていた。
もうそろそろかな?
俺は無意識にそわそわしている自分に苦笑しつつすっかり熟睡体勢に入っている子供達のめんどうを見ていた。
まあ普通ならもう寝てるよな。こんな時間なら。
だが三人とも強情にコナン達を待つべく必至に目をこじ開けていた。
やはり一目あの少女の無事な姿を見ないと安心できないのだろう。
そんな彼らに暖かなな気持ちを抱えつつ俺はちょっと気になることを思い出した。


白馬がまだ戻ってこない。
さすがにこの時間では向こうに泊まる気かもしれない。だが連絡一つ寄越さないってのもあいつにしては珍しいよな?
それとももしかすると自分の帰りを律儀に待っているのか?そんな事に今更ながら思い至ったがまさかな・・と思い直す。


「快斗ーねぇなにかあったのかな白馬君・・」
全く連絡のこない白馬を心配そうな青子。
それに俺は気休めの言葉しか言えない。
「単に忘れてんじゃねーの?捜査に夢中になって。」
「そうかな?」
「そーだって絶対。きっと夜飯も忘れて探し回ってんだろ。」
とてもあり得そうな話だ。
自分の知っているもう一人の探偵もそういう所があるから。

寝る間も惜しんで捜査に協力して、体調悪くても解決するまでだれにもそんな事を気付かせず、
全て終わってから一人でひっそりと寝込むあいつ。
いかに聡いと言えど、まだ子供と侮って何度危険な目にあったことやら。
何度か対峙するうちにあまりに自分を大切にしないあの小さな探偵からどんどん目が離せなくて・・・。


心を許せる人が少ないためかいつも気を張っているように見えた。
あんなにバリア張り巡らせて疲れないのか?そんな風に思いもしたが、俺も人のこと言えないから笑えない。
しっかし探偵ってのはやっかいな生き物だよな?
あんなに人の為に働いてさ、何が楽しいんだ?結局犯人から逆恨みされたりその親族からまで文句つけられたりデメリットばかりじゃねーか?
そりゃメリットはあるかもしんねーけど、あいつが知名度とかそれに付いてくる付加価値やらを求めているようには全然思えない。
もっと・・・そんな世俗とはかけ離れてただ、真実を探したい己の欲求だけを満たしているように見える。
本当に何が楽しいんだか俺にはさっぱりだぜ。


チリリリリリリリリ。
白馬の別荘のレトロな電話機が甲高い音を立てて鳴り出した。
その受話器だけでいくらするんだ?ってくらい豪華に飾り立てられた電話に一番近かった青子が近寄り受話器を耳にあてる。

「はい?」
『僕です。すみません連絡忘れていました。』
うっかりしていたらしい白馬の声が俺の所まで聞こえてきた。
「そうだったんだ。もうご飯たべた?」
『あ・・・』
やはり忘れていたらしい。バカだよなー。
「ダメだよーちゃんと食べないと。こっちで用意しておこうか?すぐに帰ってくる?」
夜ご飯はお昼に残っていた肉と一応非常食としてこの別荘に常備してあったいろいろな缶詰をつかって青子と紅子が作っていた。先ほど俺も食ったが、見た目に反して意外にうまかった。
どうやらコナン達がお昼につかった野菜の残りもつかったらしく栄養もきちんととれそうだ。
ある物だけで作ったにしては上出来だった。

『そうですね・・すみませんお願いできますか?』
少し考えた風に間が空いたが、思い出したらお腹が空いてきたのだろう白馬はあっさりとうなづく。
「うん。解った簡単なものしか出来ないけどね。」
『十分ですよ。とりあえず僕も黒羽君が帰ってきたら帰りますから。二人分用意して置いてください。』
「え?」
『それでは。また後で。』
チン・・・・。




「快斗ぉ・・・・」
切れた電話に受話器片手に呆然と立ちつくす青子は
どうしよう・・と言った顔をこちらに向けてきた。
「・・・・・」


なんてことだ・・・。

バカだバカだと思っていたが。ここまでバカだったとは・・。
いやこの場合悪いのは俺か?
すでに夜飯食ってのんびりくつろいでいた俺は言いしれぬ罪悪感を感じた。
青子もどうやら怒るのをとおりすぎて、あまりの白馬の哀れさに悲し気な瞳をこちらに向けてきた。
やめてくれ怒鳴られるより胸に応える。


「今から行って来る・・・。」
俺は重い腰を仕方なしにあげることにした。
「うん。その方がいいよ。あの・・・黙ってようか?」
青子にしては珍しく親切な申し出に俺は瞬間頷こうかと思ったがそれは卑怯な気がして首を振った。
「いや。まあ大人しく怒られてくるさ。とりあえずもう遅いし、なんか飯作ってくれ。それ白馬に届けてそのまま向こうで泊まるから。」
片道1時間かかるのだ、行きは飛んでいくから10分ぐらいで着くが帰りはそうもいかない。
この寒い中一時間歩くなんてめんどいことしたくない。
それなら居心地悪くても向こうで一晩過ごす。


「はい。」
「あ?」
だが、間髪おかず小さな包みを手渡され俺はその手の源に目をやった。
「もってお行きなさい。少しでも早く。せめて今日中に夜ご飯ぐらい食べさせてあげないと申し訳が立たないでしょ?」
それは紅子だった。
さっきから台所でなにかやっているな・・とは思っていたが、てっきり子供達のために飲み物でも用意していると思っていたのだ。
包みの中身はお弁当だろう。
こうなることを予測していたのか、あまりのタイミングのよさに俺は苦笑するばかりだ。
「さんきゅ。んじゃ行って来る。こいつらの事頼んだぜ?」

さっきから自分の服の裾をひっつかみ必至でおきる努力をしていた小さな探偵団達に目を向け、
優しい瞳になる。今は我慢の限界が来たのか安らかな寝息を立てていた。捕まれたままの上着を脱いでそっと地面におく。ゆっくり起こさないように立ち上がると青子に渡された毛布を三人にかけてやった。
ここまで懐かれると可愛くて仕方がないよな。

「んじゃいっちょ行ってきますか。あのバカのために。」





Side hakuba

「失敗ですね。まさかうっかり電話し忘れるなんて。」
ポケットに携帯をしまい、近くにあった灰色の公衆電話に目を向け一人ひっそりと白馬は笑う。
多分快斗の帰りが遅いせいでハラハラしていたのも理由の一つ。
後はつい伊瀬の宝物探しに夢中になっていて時間を忘れてしまっていたのだろう。


伊瀬とずっと宝物探しをしていた白馬。探し物はなかなか見つからず社長室への入室許可を息子さんにもらいに行く途中のことだった。伊瀬はもしかすると自分の部屋で見落としたのかもしれないともう一度調べに行っていた。


ふと設置された公衆電話を目にして白馬は連絡を怠っていたのを思い出したのだ。
慌てて携帯をポケットから取りだし掛けたのはいいが、すっかり夜ご飯も忘れていたことを指摘され、今は思い出したかのように空腹感を感じていた。


それに我ながら現金なお腹だなと笑いつつ最初の目的である真悟の部屋へと歩みを進めた。
だが、真悟が寝起きをしている部屋の戸をノックしようとしたら中から声が聞こえ手を空中で止める。
「どうしよう母さん。父さんが死んじゃったよぅ。」
「うんうん。でもっ。うん。解ったなんとかしてみる。」
「でも今警察の息子って人がここにいて。ううん違うよここには単に人捜しに・・うん。だから大丈夫。」
「早く来てね母さん。うんおやすみなさい。」
チン・・・受話器を置く音が戸の外まで聞こえる。
真悟の部屋は社長室の真下にあった。大体社員の部屋はこの建物の3.4階にあり社長室も同じく3階。仕事場は一階だった。
2階は真悟の部屋と食堂や小さな店などがあるため今この階にいるのは白馬と部屋の中にいる真悟くらいかもしれなかった。
今ここで一円玉を落としたら上の階まで澄んだ音が響くかもしれないほど静かな空間だった。

「すみません真悟さん。」
「―――――はいっ」
戸をコンコン叩くとうらがった声が聞こえる。
そうとう慌てているようだ。中からがたがたごとんと騒がしい音がした。
下の階に人がいたらさぞかし迷惑だろうな・・その原因を作った白馬は戸に耳を集中させつつのんびりと思った。
「ど・・どうかしましたか?」
開いたすきまから中をそっと覗くと凄い事態になっていた。花瓶やらビール缶やら灰皿やら・・・いろんな物がヒックリ返っていた。
「いえ社長室の鍵を貸して頂けないかと思った・・のですが・・・え・・っとそのすみませんさきほどの―――――」
「ええっ聞いてたんですか?」
―――――会話が聞こえてしまったのですが・・・と続けるつもりが綺麗に遮られてしまった。
まあ意思は伝わってるしいいか。
「いえ、聞こえてしまったんです。」
盗み聞きとは違います。そこだけははっきりしておきたい白馬。
だが相手にとってはどちらも同じ事。

やっかいな相手に聞かれてしまった・・・と青ざめる真悟に白馬は真剣な顔で
「ちょっといいですか?」
といいつつそのまま中に押し入った。
呆然としている間に押し入られて真悟はいつの間にやら窓を背にする白馬と向かい合ってソファに座っていた。
(何故こんな事に・・・)
正面の白馬と目が会い慌ててそらす。
「社長さんなくなられたのですか。」
「ええ・・その・・・どうやら佐久間を捜している最中に発見されたらしく・・。」
「やはり殺人で?」
「さあ?それは・・。」
「・・・ということは。病気とか自殺ではないのですね?」
「じ・・事故かもしれませんし。」

なにやら警察の尋問をうけている気分の真悟。
「でも殺人の可能性もあるということは否定できないんですよね?」
「・・・」
なんて答えろっていうんだっっっ。
真悟は引きつった笑みでさあ?と答える。
先ほど母にきっつぅぅぅく「事故と言い張っておきなさい」
と言われたのだが、相手が殺人と決めてかかっている場合はどうすればいいのだろうか?


もう一人の黒髪のコロコロ表情の変わる少年はお銚子者そうに見えて意外に隙がないところもありちょっと苦手だったがこの少年は頭が切れそうに見えてどことなく抜けてそうだからきっと言い逃れが出来るだろうと思っていた。
そう・・さっきまでは。
まさか事件が関わってくるとここまで張り切る人だとは・・・。
真悟は己の節穴さ加減にフッ・・と遠くを見つめる。
目の前で胸ぐらを掴みかからんばかりにせまってくる少年の遙か彼方を見つめていた。
助けてお母さん・・。


だがしかし白馬はハッと突然に我に返ると思い出したかのように真悟の襟から手を離しズボンのポケットに大切にしまっていた懐中時計を取りだし時間を見る。
「23時12分35秒。社長さん訃報の知らせを聞く・・と。」
ボソリとつぶやいた白馬の声に怯えた風の真悟。
「ああ。気にしないでくださいタダの癖ですから。」

何かがおきると時計を見るのは昔からよくやっていることだ。
これをやるたび黒羽君に「それやめろよ。」
とか言われるけれど別に迷惑かけてるわけじゃないしと今だに続けている。
のちのち時間は重要になってくるから。
調べておいて損はない。

そんな事を考えている白馬は根本的なところが間違っていた。
快斗がやめろと言っているのは西暦から秒数までボソリと一息でつぶやくところであって、時計を見ることについてではなかった。
やはりどこかが違う白馬君。


なにか事件になるだろうとは思ってはいたが、殺人事件とは・・。
すでに白馬は殺人と決めてかかっていた。
何故か?
それは、その方が自分の介入がしやすいからかもしれない。

「それで?佐久間さんは見つかったのですか?」
「・・・いや・・それは・・・。」
高宮真悟はしどろもどろに言い募った。社長が亡くなったと言うことは自動的にかは解らないがこの少年が社長代理を務めなければならないだろう。
この気弱さで果たしてつとまるのだろうか。

「その・・見つかってないから・・今日は探索をうち切りにしたんだ。」
「そうですか。」
そんな真悟の態度に気づいているのかいないのか白馬は真剣な顔でうなづいた。まあ、もう23時ですしね。

「高宮社長の事も黒羽君が帰ってきたら相談できるんですが。」
「俺がなんだって?」

突然背後から声が聞こえて白馬は慌てて振り返った。
ソファの背もたれに手をおきぐっとのりだす。
「なっっなんで窓から帰ってくるんですか黒羽君っっ。」
非常識でしょうっと叱る白馬にいつの間にやら二階の窓から身をすべりこませた快斗はケロリと答えた。

「だって表の玄関厳重でさぁ。めんどくさかったんだもん。」
「もんじゃありませんっ。まったく。」
(ケガでもしたらどうするんだ。)
怪盗にする心配ではないが、白馬は無意識にそんな事を考えていた。

「それにしてもよく僕がここにいるのわかりましたね?」
「ああこの上行く途中で見かけたから。」

と窓の外を指さす。
どうやら社長室に行くつもりだったらしい。
だがあそこはどこもかしこも施錠がしてあり入れなかっただろう。

「というかさすがに3階から落ちたら危ないですよ。」
「大丈夫だってたかだか3階じゃん?」


そんな快斗の姿に驚きのまま固まっていた真悟は
「どうやって入ってきたんだ?」
ロープもなしでこの出っ張りも何もない建物の2階にどうやって・・・。
それにここの部屋だって窓に鍵はしっかりかかっていたのだ。

その問いには快斗はウインク付きで
「ひ・み・つっ。」
と答えておいた。単にめんどくさかったのかもしれない。
説明する気はもとよりなかったが。


「それよりえーっとあんた社長の息子だったよな?外にこんなもん落ちてたぜ。」

とても長くて頑丈なひも。綱より細いがなかなか丈夫だ。ビンッと快斗が引っ張ってみせる。
「これは・・・どこで見つけたんですか?」
「隣の部屋の下辺り。もうちょっとで転ぶ所だったんだぜっ。まったくあんな所に置いとくなって。そんで何だこれぇ?と思って引っ張ってみたら森の奥からズールズール出てくる出てくる。俺りゃあ手品師かいっと思っちまったって。」
(まあ手品師だけどー)
白馬の問いに答えながらも眉をよせひもに八つ当たりするようにビンビン引っ張る。

窓の外は木々が茂っておりとても人が歩く場所ではない。
そんな所をやって来たのだから転んだところで自業自得なのでは?白馬は思ったが口に出すのはやめた。しかもこのひもそれなりに重さはある。
それを数十メートルあるというのに抱えて登ってきた快斗の尋常でない体力とバランス感覚にあきれかえっていた白馬はとりあえずそーゆー今関係ないことは考えないことにした。

「なんでそんな所に・・・」
不思議そうな真悟に快斗は唇をとがらせなおも文句をいいつのる。
「んなこと知らねーよ。でもあそこに置いといたら新たな犠牲者が出るかもしんねーから持ってきたんだけどさ。」


「あんなところを歩くのはあなたぐらいですよ。まあ、とりあえずなにか事件に関わっているものかもしれませんし、保管しておきましょう。」
真悟ではなく白馬がひもを受け取った。

「おう。事件に関わるねー。あーそういや探索の成果はなしっだ。で?社長さんは亡くなったって?って事は佐久間さんを探せばいいんだな?もう遅いから明日朝から探しにいくぜ。」
佐久間さんまで死体になってたら困るからな。そう笑って言った快斗の言葉に真悟の顔がこわばったのに2人はさりげなく気づいていた。

「あの・・もうこれ以上ご迷惑をおかけする訳にはいきませんし・・そのぉ・・。」
事件に関わって欲しくない真悟は2人をどうにか追い払いたい。
だが・・。
「いえ。僕の父がのちのち役立つかもしれませんし。」
「警視総監・・でしたよね?」
「あれ?言いましたか?」
「ええ。そちらの彼が。」
探しに出る前に快斗は釘をさしておいたのだ。
『警視総監の息子だからか何にでも首を突っ込みたがるやっかいな奴なんだごめんなーー。』とわざとらしく父の役職を持ち出して。
間違っても白馬に危害を加えたりしないように。

「黒羽君っ。わざわざ言う必要はないのに。」
そんな快斗の気配りに気づいていない白馬は眉をひそめた。
権力を笠にきるのは嫌いなのだ。
自分の実力で勝ち取った権力ならいい。
だが父の実力だ。たんなる七光りならない方がいい。
(まあ、役立つ時は使わせてもらっているけど。)
ちゃっかりそんな事を思いつつ白馬はその話を終わらせた。

「まあ、どちらにしても明日迎えの車が来るまで僕たちは暇ですから、全然迷惑ではないですよ。」
親切なのかもしれない。
だが、限りなく大きなお世話だと思う真悟は引きつった笑いを白馬に返すのだった。


「お前って天然だな。絶対。」
そんな快斗のつぶやきに首を傾け「なんの事です?」
と尋ねる程度には白馬は天然なのかもしれない。



その後弁当を渡され、事の経緯を聞いた白馬が腹立ち紛れに快斗の頬をグニグニ引っ張ったのはご愛敬。
「あなたって人はぁぁぁぁぁ」
「だから悪いって謝ったろ。弁当も届けてやったし」
あの電話からまだ20分ぐらいしか経過していないのに白馬は気付いていたが、あえてはつっこまずただ、薄情な目の前の友人に空腹のあまりの怒りをぶつけるのだった。
それに快斗は快斗で、せっかくコナンと快斗として対面できるチャンスを奪われてしまい、ちょっとばかしいじけてもいた。
悔しいが楽しみにしていたらしい、コナンとの初の顔合わせを。
明日・・か。きっとあいつはここに来るから。
楽しみが明日に延びたと思えばいい・・そう思いつつも文句をつける白馬の弁当から腹立ち紛れに貴重な唐揚げを奪ってやった。

「あっ何するんですかっ」
「へっへーーんだ。もう俺のお腹の中だもーん。ざまーみろっ」
「なんで貴方の方が怒っているんですかっ。怒っているのは僕のほうですっ」
「いろいろあんだよっちくしょーめ。」
「はあ?とりあえずこれ以上取らないで下さいよ。」
「えー次はその野菜炒め狙ってたんだけどな。それ結構うまいぜ?」
「そうなんですか?」
「うん見た目は悪いけどな。」
俺も目をつむって勇気を出して食ってみたから。と笑いながらいう快斗に白馬は苦笑しつつその野菜にはしをのばす。


たまにはこんな普通の会話もいいな・・・そう白馬は思う。
いつもなにかあっては怪盗KIDに結びつけて快斗をいらだたせてはいるものの、白馬の中では快斗は友人の地位に登り詰めはじめている。

(まあ、相手がそう思ってくれるかは別ですけどね。)

楽しく会話をしていても目の前の相手の本心は別の所にあるかもしれない。
そう思いやるせない思いになる白馬。
KIDという存在を挟まなければ仲良くなれたかもしれない。だか、それが無ければこんなに近づく事はなかったであろう。白馬は思ったよりおいしい野菜炒めを口の中で租借しつつそんなとりとめもない事を考えていた。


「あなたにとって友と呼べる人になりたい」そんな小さくて大きな願いを。
本人に聞かれたら鼻で笑われるかもしれないそう思いながらも。





いやはや。なんとも言い難し。
素晴らしくトロイ更新「光のかけら」です。
今回の話は白馬君が結構メイン。
彼のキャラクターは好きですやっぱり。
快斗なんて確かに白馬の事どう思ってるか・・私にもわかりませんからねぇ。
もしかすると心の中で冷たい笑みを浮かべながら白馬と会話してるかもしれません。
うわー嫌な奴だね快斗っ←自分で言っておいて(笑)
でもここの快斗君もやはりコナンちゃんにはメロメロだから
人間味は溢れてると思います。
コナンちゃんありがとー。

2002.3.25